日本人には、日本人の感性がある

日本人には、日本人の感性があるような気がする。
個人的に、これを一番感じるのは、ホラー映画である。『リング(貞子)』から『来る』まで、日本のホラー映画には、何か共通する「怖さ」「不気味さ」「ねっとり感」「日本の歴史に根差した怖さ」みたいなものがある気がする。海外でリメークされた作品では、感じない日本的な恐怖がある気がする。リメークされた作品と、元となる日本ホラー映画では、伝わってくる怖さが違う。これは、映像だけではなく、ホラー小説にも当てはまる。日本のホラー小説の方が、より没入感を感じられ、感情移入してしまう。
映画や小説以外でも、食器等の日用品のデザイン、和食と洋食に代表される食べ物、住宅や街の造り、オシャレなファッション等に感性の違いを感じることがある。しかし、一番感じることが多いのがホラー映画ということは不思議である。恐怖というものは、先天的なものに加え、日本の歴史、四季の変化に富んだ自然環境、小さい頃から見てきたもの等多くのものに影響される後天的なものがあるからなのではないか、と思う。
日本のカルチャーを代表するのは、「カワイイ」だけではなく、「怖い」も十分ありだと思う。海外の人に日本的な「怖さ」を伝えるのは、難しいけど、挑戦しがいのあるテーマだと思う。